鷲谷いづみ先生の講演会

平成20年3月9日 ぐんま昆虫の森映像ホールにて
「花と昆虫の共生関係 ★里山と生物多様性の保全★」

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講演者 東京大学大学院農学生命科学研究科教授 鷲谷いづみ先生

 
DSC09604 マルハナバチの一年の生活
 

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北海道で急激に増えたセイヨウオオマルハナバチを地域の人にモニタリングしてもらいながら
調べているそうです。
 
セイヨウオオマルハナバチの見わけ方は http://www.coneco.es.a.u-tokyo.ac.jp/seiyou/archives/07_Tebiki/07_Tebiki_6.pdf
 
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日本には温室トマトの授粉に利用するため、輸入されているようで 
セイヨウオオマルハナバチを使えば手間のかかる植物ホルモン剤処理をしなくてもトマトを結実させることができるため
農家には大いに歓迎され 本格的な輸入が1992年に始まってからその使用量は急激に増加し続けていて
在来のマルハナバチより旺盛な繁殖力で 増えているそうです
 
なぜいけないかというと植物と関係があり
在来のマルハナバチはいろいろな種類の花が咲いていても1種の花(サクラソウならサクラソウだけ)しか蜜を吸いにいかないそうで
スミレが咲いていても気移りはしないそうで 花粉は混ざらず メシベに上手く受粉させられるが
 セイヨウオオマルハナバチのほうはどの花でもよいそうで、そのうえオシベがあるところから管を差し込まないで
花の横から蜜を盗むそうです(盗蜜)
そうすると花は受粉できず 絶えてしまいますね
 
そういうことで セイヨウオオマルハナバチは侵略的外来種に指定されて 各地区のモニターさんに協力して
捕獲してもらっているそうです
 
セイヨウオオマルハナバチを放した場合は300万円以上の罰金が科せられるとか・・・・
 
下のURLに詳しく載っていますので参考にしてください
 
 
 座っていれば貴重な話を聞くことが出来る講演会は 
行って聞くだけの価値は充分にありますね しかも無料です
入口に講演者の著作本があるとつい購入してしまいますが これもまた楽しみの一つでもあります
 「花はなぜ咲くのか?」鷲谷いづみ・埴沙萌・田中肇/著 山と渓谷社 2007.7.10 ¥1680
(帯に 『性転換する花?発熱する花!』とあり これに惹かれて買っちゃいました)
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鷲谷いづみ先生の講演会」への4件のフィードバック

  1. こんばんは。
    図鑑の文面でも 遺伝子汚染,生態系への影響のことが記載されていました。長都沼の帰りには 農道をやみくもに走っていますが ハウス栽培の棟が立ち並んでいるところがあります。そこには 広い駐車場があり 車が一杯。どうも 会社経営の トマトとか野菜のハウスのようですが・・そのハウスから逃げ出したりして エゾオオマルハナバチとの雑種ができていて それが 問題のようなんですね。トマト品種改良が進んでいる陰には こんな問題もあるんですね。今のトマトは甘くて食べやすいですが,昔風に 一口 かぶりついて お塩を振りかけて食べていた 昔風トマト?のほうが 好きなんですがね・・。エゾオオマルハナバチ,エゾコマルハナバチと非常ににており 見分けは難しいですね。それに ♂と♀も見分けるとなると大変です。5月になったら気おつけてみてみます。
     

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  2. セイヨウオオマルハナバチは 何で「盗蜜」をするのでしょう?
    受粉できないで その植物がなくなっちゃたら 自分も困るんじゃないでしょうか?
    長い目で見ると 自分も損をするのに!
    「盗蜜」をする植物と ちゃんと受粉させる植物とがあるのでしょうか?
    受粉させる方はセイヨウオオマルハナバチにとって とても優秀な資源だと知っていてするとすれば それはそれで 「カッコイイ、あたまいい」ですね。

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  3. 暇人さん こんばんは
    今回の講演は北海道のモニターさんたちの活動なども含めての話で
    暇人さんも以前可愛いハチを載せていたことを思い出しながら聞いていました。
    生態系の危機というのは昆虫一種に留まらず、植物や他の昆虫にまで影響が及ぶのですねぇ。
    魚でもブラックバスなどは有名ですけど、こちらにいるカオジロガビチョウなどは外来種で
    増えつつある所ですが、監視が行き届かないのでしょうか、別に問題視していないようですが・・・どうなんでしょう
    ヤマガラが見えないのも 気にかかっているんですけどね。
     

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  4. MaKiさん こんばんは
    花の上から入り込むトマト以外の植物・・・・花の横に穴を開けて蜜(みつ)を採る「盗蜜」行動は、
    セイヨウオオマルハナバチの舌が短いので蜜のところまでが長いロート状の花の蜜は吸えないのですね、
    蜜のある場所に 強い舌で穴を開けて採るほうが手っ取り早く楽なのでしょう。
    高山植物などは受粉が出来ず絶滅してしまいます、北海道の公園では対策に追われているようです。
     

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